アトピーの対策は『習慣化』だけでは足りないかも?という考察と実例。【アトピー×対策】

アトピーは、極論ですが掻かなければ、痒い感情があったとしても直っていくでしょう。ただし実態はそんな簡単でない症状であることがミソです。

アトピーサイクルという、以下の無限ループで表現されることが多いと思います。

痒い → 掻き壊す
↑      ↓
 ← 炎症 ←

言わずもがなですが、【痒い】に対してはかゆみ止め、【炎症】に対してはステロイド軟膏が対策となりますが、痒いに対して”掻かない”という対策はかなり難しく、原因物質を避けることが対策とされる場合が多いのが事実です。そのため、掻き壊すを以下に抑えるかが個人で取れる対策といえるでしょう。

別の話となりますが、リスクマネジメントという管理手法があります。仕事上のあらゆるリスクへは4つの方案がとれるとされており、【軽減】、【回避】、【転嫁】、【受容】というものです。今回はアトピー=リスクと仮置きして、それぞれについてアトピーの対策という事象について例をだしてみます。

【軽減】
・寝る前に爪を切る
 [今回の記事の対象]

【回避】 
・寝る前に内服のステロイド薬を飲む
・爪に大事な装飾を施す(ネイルアート)
・掻いたら血がついてしまうことを逆手に取って、大事な服を着る

【転嫁】
・痒くなったら自分の皮膚以外を掻く

【受容】
・起きてからステロイド軟膏を塗る

長くなりましたが、とはいっても掻くこと自体を抑える、掻いても悪化しないように対策することはしたほうがよいに越さないです。

そのため、アトピーに対する軽減策「爪切り」の対策を考えることとしました。上記の4対策のうち【軽減】を取り扱います。

爪切りの習慣的な問題点

爪は短くした方が良いに越さないです。いくらかゆみを取り除けたと思っても、気づかぬうちに掻いてしまうのがアトピーです。

爪の伸びる速さは、大人の場合だと1日に0.08~0.12mmといわれており、爪が1枚丸々生え変わるのに、手の爪は約半年、足の爪は約1年だそうです。手に限って言い換えると、2日で約0.24mm、3日で約0.36mmです。0.36mmとは、太めのナイロンワイヤー、紙厚などです。あまりピンとこないですが、3日も経つとワイヤーや厚紙程度の爪が生成され、それはもちろん掻く道具として意図せず使われてしまいます。

なのでアトピーの方は、爪切りを習慣化させている場合が多いのではないでしょうか。わたしの場合は、2・3日に一回としています。1週間に●回とか●曜日と固定していないのは、雑でめんどくさがりな性格がゆえ、自分を縛りすぎないためです。

ただ、問題点としては、2・3日に1回となると、切るタイミングが意外に感覚的なものに頼らざるを得なく、意味するところは忘れてしまうことがあるのも事実です。

爪切りの習慣における問題点への対策

そこでわたしが習慣化しているものにプラスしている対策が、【生活での嗜好や感情と連動させる】というものです。

◉ 生活での嗜好
例)会食や飲み会がありお酒を飲んだ
→身体の火照りが平常時と異なる
 →寝てる最中に掻いてしまう可能性がある

◉ 生活での感情
例)仕事でうまくいかなかったことがあった
→寝てるときにイライラしてる
 →寝てる最中に掻いてしまう可能性がある

最後の→は想像する掻破行動ですが、いずれも無意識レベルでの想定が同じです。なので、お酒を飲んだ日は寝る前に爪を切る、イライラしたことが起きたら爪を気にする、というのはわたしが心がけている爪切りの習慣となります。

さいごに

爪切りを例に、対策を【習慣化】【感情】の2点から考える方法をわたしの実例踏まえてまとめてみました。他にも言語化できていない対策があればまとめようと思います。

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