厚生労働省が発表した「飲酒に関するガイドライン」についてまとめてみました。
ガイドラインの目的
厚生労働省は、生活習慣病やがんのリスクを減らすために、アルコール摂取量のガイドラインを設定しました。
男性と女性の推奨アルコール摂取量
【男性】 1日あたりのアルコール摂取量を40グラム以下に制限することを推奨。
→ほろ酔い期
【女性】 1日あたりのアルコール摂取量を20グラム以下に制限することを推奨。
→爽快期
以下のサイトでざっくり把握することができます.
http://alc.okinawa.jp/form-alcohol
アルコールとがんのリスク
毎日500mlのビール(男性の場合は1本、女性の場合はその半分)を摂取することで大腸がんの発症リスクが高まるとされています。
アルコール摂取量の目安
ビールの場合: 男性は500mlのロング缶2本、女性は500mlのロング缶1本が目安。
ワインの場合: 男性は200mlの2倍、女性は200mlが目安。
その他のリスク
男性は週に15本以上のビールを飲むと脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まる。
女性では4本以上で同様のリスクが高まる。
健康的な飲酒のためのアドバイス
お酒と同じ量の水を飲む。
歩いて帰ることで血液をサラサラに保つ。
休肝日を設ける。
家で飲む際は、その日に飲む量だけを冷蔵庫に入れる。
この話は一生ついてまわる問題でしょう.今回はガイドラインが発表されたことを契機にニュースが取り上げられていますが、お酒好きにはいつでも考えなきゃいけない話ともいえます.
過去にわたしが読んだ本になりますが、以下の書籍が参考になりそうです.
酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない
酒好き医師が自ら実践している、
太らない、翌日に残らない、病気にならないための「最高の飲み方」を解説
付き合いで飲まなきゃいけない人も必読!
昔から「酒は百薬の長」といわれ、適量の酒を飲んでいる人は長生きと考えられていた。
だが、多くの人は、年齢を重ねるにつれ、γ-GTPをはじめ、中性脂肪や尿酸値など、
あらゆる数値が気になりだす。
酒は「毒」なのか「薬」なのか?
飲みすぎれば、がんを始め、死に至る病気のリスクが上がることはよく知られている。
できれば、健康なまま、おいしく、楽しく、いつまでも飲み続けたい。
でもネットの情報は玉石混交……
そこで、酒ジャーナリストの葉石かおり氏が、25人の医師や専門家に徹底取材。
「カラダにいい飲み方」を明らかにする!
○「油系つまみ」を先に食べて悪酔いを防ぐ
○日本酒で生活習慣病を改善
○二日酔い対策に最強の食材は「納豆」
○ビールの”苦味”で認知症を予防
最新医学のエビデンスを基に、酒に負けないためのセルフケア、
気になる病気の仕組みと予防から、
飲み屋で披露したいウンチクまで、盛りだくさんで解説します!
第1章 飲む人全員に知ってもらいたい”正しい”飲み方
第2章 酒に負けないためのセルフケア
第3章 飲んで病気にならないためのルール
第4章 検証! 酒にまつわる「なぜ? ホント?」
第5章 最新科学で分かった「酒と病気」
第6章 飲んでよかった! 酒の健康パワー
第7章 絶対NG! “危険な”飲み方
お酒好きには、人生でなくてはならない存在でしょう.これを機に、お酒との向き合い方を考えてみたいです.