最近読んだ1冊の本が、自分の行動パターンを根本から見直すきっかけになりました。
タイトルは紹介しませんが、作業療法士の方が書いた本で、「すぐやる」ことを精神論ではなく、脳科学や実践例を交えて論理的に導く内容になっています。
読み進めるうちに、「あ、これ、自分のことだ」と思えるような例が次々と出てきて、気づけば最後まで一気読みしていました。
とくに序章と第1章、第2章にかけては、自分自身の生活の中にすぐに応用できそうな内容ばかりだったので、ここで少し紹介しつつ、それをどう行動に落とし込んだかをまとめてみようと思います。
序章:眠りが行動効率の土台になる
「起床から4時間後が最も頭が冴える」という話をはじめ、睡眠の質と1日の行動効率の関係が語られています。
睡眠=回復ではなく、「問題解決の準備」であるという捉え方。
第1章:やるべきでないことを減らす
「何をするか」ではなく「何を視界に入れないか」に注目。
脳が無意識に反応する「視覚cue(きっかけ)」を遮断することで、やらなくていいことを自動的に遠ざける。
第2章:終わり方が次の行動を決める
バッグの口を閉じる、本に付箋を貼ってから閉じる、など、終わりを意識して行動を終えることが、次のスタートの質を上げるという提案。
「やりきってから終わる」ではなく、「次に向けた終わり方」が肝。
この3つの章はどれも、「行動がうまくいかないのは、意志が弱いからではなく、脳と環境がそうなっているから」という前提で書かれており、読んだ直後から「じゃあ、自分の毎日の流れをどう変えよう?」と自然に考えさせてくれるものでした。
その考えをもとに作った起床後・帰宅後のルーティン設計をご紹介します。
帰宅後ルーティンを科学する:やる気に頼らず、行動を起こす仕組み