以下の記事で、お薬手帳の問題点と考えられる内容を列挙しました.
以下にその内容を抜粋します。
【問題点1.】処方された薬(内服薬、外用薬)など、治療や処方の結果のみが記載されている
【問題点2.】お薬手帳には薬剤師が記入することが多い
改善策の提案
上記の各問題点について、具体的な解消策を提案します。
【問題点1.】に対する【解消策1.】治療結果が導出されるに至った経緯や背景、事象を記載する
処方された薬のみが記載された情報では、後から見返したときに結果論しかわからない可能性があります。
それを防ぐために、症状の出始めた時期や気付いたタイミングから、症状の前後で行ったこと、症状が出始めた背景の洗い出しや分析など、覚えている情報をまとめておくべきです。
医師に処方された日の出来事を軸にして、以下の三期間を書きたいです.
事前 :症状の発症前から症状発生、医師の処方を受けるまでの経過
当日 :医師による診療を受けた当日、そのときに言われた内容
事後 :処方された薬の利用状況や副作用、予後の経過
これにより、症状が起きた理由や背景を探り、後に見返したときに詳細を思い出すことができます。
【問題点2.】に対する【解消策2.】自分で管理するための、”自分カルテ”を作る
お薬手帳に薬剤師が記入することが多い点に対しては、自分で能動的に記載できる管理帳を作成するべきです。
お薬手帳は、処方時に手帳を薬剤師に渡すことで、すべて記入してもらえます。
しかし、その行為はあくまで受動的なため、自分で記入しまとめるノートを持っていても良いかもしれません。
各内容は【解消策1.】で記載しましたが、そのノートを見ればすべてを思い出せ、次回の診察や日常の健康管理にも役立てることができます。
お薬手帳は、日常ではあまり見返すことがありません。しかし、自分カルテがあれば、何か症状があった時にすぐに記録する習慣がつきます。自分で記録することで、情報を自分の意識下に保つことができます。