1 前提条件とあなたの実験内容
・あなたは乾燥肌体質
・髪や頭皮については
・シャンプーやリンスなどの洗剤は一切使わない
・ぬるま湯だけで約一分間、指の腹で洗う湯洗い方式
・実験として
・湯洗い後、何日間「ベトベトしすぎないか」で様子を観察
・不快感よりも、指で触ったときのべたつきを基準にした
・結果として、五日はもたない感覚
・脱毛や白髪は現時点で目立った問題はない
・においは自分では分からない
・そのうえで
・「髪や頭皮が多少ベトついていても、禿げていないし白髪も多くないなら、洗わないことは本当に悪いのか」
・「もしにおいの問題が無いなら、週一回程度の湯洗いでも良いのではないか」
という問いがあった。
2 医学的に見たポイント
2−1 皮脂と頭皮の環境
・頭皮の皮脂は
・乾燥や刺激から守る
・バリア機能を保つ
という役割がある。
・しかし
・皮脂分泌が多め
・洗う間隔が長すぎる
といった状況では
・皮脂が酸化したり
・常在菌のバランスが崩れたり
して
・べたつき
・フケ
・かゆみ
・脂漏性皮膚炎などの炎症
につながる可能性がある。
・あなたは「五日でベトベトしすぎる」と感じているため
・少なくとも五日放置は、あなたの体質に対しては皮脂の蓄積が多い状態
・皮脂と常在菌のバランスの面で、あまり有利な条件ではないと考えられる。
2−2 乾燥肌との関係
・乾燥肌の人は
・洗浄力が強いシャンプー
・高温のシャワー
・ゴシゴシ強くこする洗い方
で、皮脂や保護成分が落ちすぎると
・つっぱり
・かゆみ
・フケ様のトラブル
が出やすい。
・あなたの場合
・洗剤を使わず、ぬるま湯で短時間の湯洗い
であるため
・乾燥肌という点では、洗剤使用より負担は小さい
・そのかわり、皮脂の落ち方は穏やかで、期間があきすぎると皮脂がたまりやすい。
2−3 脱毛と白髪との関係
・現在分かっている範囲では
・男性型脱毛症など多くの脱毛は、主に遺伝とホルモンの影響が大きい
・洗髪頻度と脱毛に、直接的で強い因果関係は確認されていない
・白髪も主因は加齢と遺伝で、洗髪頻度や皮脂量が直接の原因とは考えられていない。
・したがって
・「洗わないから禿げる」
・「皮脂が多いから白髪が増える」
という心配は、医学的には小さい。
・ただし
・皮脂や汚れが長期間蓄積し
・脂漏性皮膚炎などの炎症が慢性的に起きる
場合には
・その炎症が抜け毛を増やす一因になり得るため
・「炎症を放置すること」が問題であり「洗う回数そのもの」が直接の原因ではない、という整理になる。
2−4 においと社会的側面
・嗅覚は慣れやすく
・自分自身のにおいには気づきにくい。
・皮脂と汗、常在菌が長時間そのままになると
・皮脂の酸化臭
・菌が作る物質
などが増え、いわゆる頭皮のにおいになりやすい。
・これは多くの場合
・命に関わるような医学的問題ではなく
・周囲の快適さや対人関係に影響する要素
と位置づけられる。
3 身体的権利と医学的アドバイスの線引き
・どのくらいの頻度で髪や頭皮を洗うか
・洗剤を使うか、湯洗いだけでいくか
は、基本的に本人の身体的自己決定の範囲。
・医療側の役割は
・それぞれの選択肢に伴うリスクとメリットを説明する
・トラブルが起きた場合に診断や治療を行う
までであり
・「何日に一回でなければならない」と強制する立場ではない。
・ただし
・強いにおいや見た目が他人に大きな不快を与える場合
には
・医学というより社会生活上の問題として影響が出ることがある
という現実はある。
4 条件を踏まえた、湯洗いのみでの妥当な頻度
ここまでの前提
・乾燥肌体質
・頭皮は五日放置するとベトベトしすぎると感じる
・洗剤は一切使わず、ぬるま湯で一分ほどの湯洗い
・脱毛や白髪は現時点で大きな問題なし
これらを論理的につなぐと
・乾燥肌なので、強い洗浄や毎日のシャンプーは避けたい
・しかし、五日でべたつきが限界という事実から見ると、週一回だけの湯洗いは皮脂が蓄積しすぎる
・湯洗いは洗剤より乾燥リスクが低いので、回数をもう少し増やしても許容範囲に入りやすい
という整理になる。
そのうえで、具体的な頻度の目安
・基本案
・二日に一回の湯洗い
・体調や予定などでサボる日があっても
・三日に一回は湯洗いしておく
・汗を多くかいた日や、べたつきが強いと感じた日は
・その日に追加で湯洗いしても、乾燥肌への負担は大きくなりにくい
このくらいの頻度であれば
・乾燥肌への過剰なダメージを避けつつ
・皮脂の蓄積やにおい、炎症のリスクをかなり抑えられる
と考えられる。
5 まとめとしての結論
・あなたの体質と実験結果から見ると
・「週一回だけ湯洗い」は、皮脂とにおいの面で攻めすぎの設定
・湯洗いのみでいく前提なら
・乾燥肌への優しさ
・皮脂とにおいのコントロール
の両方を考慮し
・二日に一回を基本
・長くても三日に一回まで
が、医学的に見て現実的でバランスの取れた頻度。
・洗う頻度をどう最終決定するかは、あなたの身体的権利の範囲であり
・医学的には上記のような根拠とリスクバランスを提示する
という位置づけになる
Anti-Aging man