治療における新薬導入の患者側のデメリット

新薬が登場してきた、と以下記事で書きました。

新薬が登場しまくりで絶好調な展開について【アトピー×新薬】 新薬が登場しまくりで絶好調な展開について【アトピー×新薬】

まだ登場して日が浅い新薬たちですが、患者側のデメリットを考えてみました。

高価

これが一番の理由に挙がると思われますが、価格帯です。新薬が既存のステロイドと比較して、圧倒的に高いことです。

新薬として新治療のスタンダードになりつつある、デュピクセント皮下注が挙げられます。こちらの高価具合が比較的話題になりました。

詳細は以下のURLを参照してください。初月:3本52,900円、次月以降:35,300円です。

いつまで継続する必要があるか?は人によりますが、仮に2ヶ月で終わったとしても、10万円です。なお、ミチーガ皮下注に至っては、初月のみで10万円を超えます。

これら新薬の特徴としては、既存の薬と異なる経路での処置と効果となるため、適用に至っては十分な確認が必要になります。適用する患者さんに該当するとは、今までの治療法が効かない場合がほとんどかなと思います。そのため、治療法を戻す、という選択肢があまりないのかなと思い、それであれば成功体験が増えてよいですが。

絶望感の増大

これが本記事で一番言いたいことですが、既存治療で効かない、高いお金を払って新薬を試す、と意気込んで藁にすがる思いで使ったのに効果が出ない場合です。

方法としては、以下が考えられます。
 ・今やってる新薬の治療薬を継続するか?いつまで?
 ・別の新薬の治療薬に切り替えるか?いつから?
 ・既存治療に戻るか?
 ・別の新しい新薬の登場を待つか?何年後?

正直、戻れない絶望感が増えないかなと思います。通常治療に戻ってやり直せるか、という心理的側面が増大してしまうかなと。

限られた処方場所

最後に処方される場所です。まだ新薬は承認されてから日が浅く、全部の医療機関で卸されていない現状だと思います。処方は大病院・大学病院や、一部の医院に限られているでしょう。そこまでの移動費、時間もさらにかかり、かかりつけ医の招待状など別途必要なものもかかってきて、こちらも負荷になりそうです。

さいごに

患者側のメリットがある程度あるなと考えています。そのため、新薬を試す、というのはかなり考慮して、医者などからコンセンサスを取って、十分慎重に行う必要がありそうです。

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