血糖値スパイク(食後に血糖値が急上昇する現象)ですが、私はこれをどうにか抑えたくて、さまざまな方法を実践してきました。試してみたことは主に次のとおりです。
1.
食事の前に酢を飲むことを習慣にしました。酢には血糖値の上昇を緩やかにする作用があるとされており、食前にスプーン一杯の酢を水で薄めて飲んでみました。
2.
食後30分ほどしてから、軽いウォーキングを行いました。運動によって糖がエネルギーとして使われやすくなることで、血糖値の急上昇を防げると期待していました。
これらも一定の効果は感じられましたが、それ以上に実感できたのが「よく噛むこと」でした。
私が特に意識したのは、舌に当たる食べ物の大きさをイメージしながら噛むことです。こうすることで、一口ごとの咀嚼が丁寧になり、自然と噛む回数が増えました。さらに、「ベジファースト」を実践し、食事の最初に野菜をよく噛んで食べるようにすると、より効果を感じることができました。
なぜ「よく噛むこと」が効果的なのか?
その理由は、咀嚼によって消化がスムーズになり、血糖値の上昇が緩やかになるためです。また、よく噛むことで満腹中枢が早く刺激されるため、食べすぎも防げます。
実際に私が一番効果を感じたのは、「よく噛むようにしたとき」でした。いろいろ試した中で、食後に眠くならなかった唯一の方法が、しっかり噛んで食べることだったのです。
つまり、血糖値スパイクを抑える方法の中で、私にとって最も有力だったのは「よく噛むこと」でした。これはシンプルで、すぐにでも始められる健康習慣です。