以前、アトピーが悪化したときに入った温泉が思いの外良かったという話を書きました。
※その記事は以下になります。
アトピーに温泉が効いたような体験をした話【温泉×アトピー】果たして『泉質だけが良かったのだろうか?』と疑問に思ったので、少し考えてみました。
なぜやろうとしたかを書きます。
「温泉に行ったらアトピーが良くなった」と言っても、この行動にはいくつもの要素で成り立っています。
どういった思いや行動が含まれていたかを洗い出すことで、”その要素から別の行動に移し替えてもアトピーは良くなるか?”を考えていくことが目的となります。
具体例ですが、アトピーの聖地と呼ばれている温泉の一つである”豊富温泉”。「豊富温泉が良かった!」と体感しても、北海道の、さらには稚内の少し下という立地では明らかに遠すぎます。行くだけでかなりの労力がかかり、なかなか時間をとるのも難しいのが現実です。
このような場合に、アトピーが良くなった効果(この記事で言えば”温泉に行くこと”)がどの構成要素によるものかを知ることができれば、そこに対する最小の行動を見つけ出すことができるかもしれません。これを目指して書いてみました。
さっそく、「温泉に行く」という行動について、いろいろな構成要素を分解してみました。
温泉には、特に源泉であればその温泉ならではの泉質を持っています。逆に言うと温泉の醍醐味は個々にあると行っても過言ではありません。泉質はその温泉にしかないオリジナルで唯一なものです。まず「温泉に行ってアトピーが良くなった」=「泉質が身体に合っていた」となっているかを考えます。
わたしが良かった泉質は、「ナトリウム-塩化物」温泉です。この泉質は以下の効果があります。
成分は海水に近いため、海に入ったときのようなベタツキ感がありますが、その代わりに、皮膚に付着した塩分が汗の蒸発を抑え、湯上りのあともお肌の潤いを長く保つ効果が期待できます。
この話を確かめるのは、2種類の行動が考えられます。
まず ①温泉療法 です。その温泉の泉質が良ければ、そのお湯、もしくは同じ泉質を持つお湯であればどこで浸かっても効果は同じはずです。となると、そのお湯さえ持ち運べれば家で入っても治っちゃおうだろうと考えています。この考えが、温泉療法(特に自宅での湯治)の始まりかなとも考えています。
参考ですが、以下のような温泉療法(自宅温泉湯治)もあるので、機会があれば試したいです。
もう1点は ②海に入る です。わたしの効果を感じた泉質が”海水に近い”ということは、海水のような塩分が高いお湯であれば効果があるかもしれません。海に行くのも温泉に行くのも比較的労力のかかり、時間のかかる行動ですが、海は無料であることが多いという利点はあります。
温泉の特徴として、熱めのお湯というのもあります。泉質が効いていたか、はたまた家ではやったことのない高温で入浴したからかは試す価値があるかもしれません。
特に源泉掛け流しや露天風呂においては、水温が高めに設定されている場合が多いので、そこでの効果を実感しているのであれば自宅の浴槽の温度を上げてみるのも良いのかもしれません。
水温もそうですが、露天なら開放感や外の空気にふれる要素が加わるので、より身体には良い環境でありそうです。
①高温のお湯に入ってみる、②外(露天)のお湯に入ってみる、が試して見る価値のあるこうどうかなと感じました。
温泉に行く日を想像すると、基本的には、近場で週末の夕方以降、旅行先、宿泊先、運動後の汗を流す、リラックスしに行く、が多いのではないでしょうか。これらの多くは休日かもしくは休息日だと思います。
そうなると、温泉の効果か、休日のゆっくりした効果か、は切り分けて考えられるかもしれません。休日に、ゆっくりお湯に入ることができれば、実はアトピーが良くなるかもしれないです。例えば、休日に実家に帰ってお風呂、友だちとなんてことはない近場のスーパー銭湯などでも効果があるかもしれません。
温泉に行くことが良いのか、それともその温泉の泉質が良いのか、いろいろな観点があることがわかりました。
ちなみに、今はこんなサイトがあったのでご紹介です。こちらのサイトで、自分の家に近い温泉があれば、ぜひアトピーが良くなるかトライしてみてください。
※ちなみに、このサイトには「杉戸天然温泉 雅楽の湯」はありませんでした。
ちなみに、温泉成分のローションやクリームもありますので、温泉の泉質や成分が良いと感じていれば、こちらを試すのもありかもしれません。
アトピー×温泉により湯治を行った経験から温泉好きになった方がいらっしゃったのでご紹介です。(KOUさん)