アンチエイジングに闘志を燃やす富豪から見た指標と検査方法

以下のポストを見たまとめです。

お金をかけられる特異事例から、アンチエイジングを学びたいと思います。

彼のことを詳しく知りたい場合は、彼のYouTube動画をご参照下さい。

https://www.youtube.com/@BryanJohnson/videos

◉ 筋肉量
 【観点】骨格筋量、除脂肪体重、ベンチプレス最大重量

  • 骨格筋量(Skeletal Muscle Mass, SMM)や除脂肪体重(Lean Body Mass, LBM)が指標になります。上位1%の場合、例えば20代男性で体重の40%以上が筋肉量であると高い
  • デキサ(DXA)スキャンという骨密度や体組成(Skeletal Muscle MassやLean Body Mass)を測定する方法で、費用はおおよそ8,000~15,000円
  • 握力測定やベンチプレスの1回最大重量測定:病院やスポーツ施設で行われ、握力測定は数百円程度、ベンチプレスの重量測定はトレーニングジムやパーソナルトレーニングの一環として含まれる場合が多いです。
  • 筋力の測定には、握力やベンチプレスの1回最大重量が基準になることが多く、握力であれば男性で60kg以上、女性で40kg以上が目安です。
  • 筋肉量が多く筋力が強いと、加齢に伴うサルコペニア(筋肉減少症)や運動機能低下の予防になります。高い筋肉量は、基礎代謝を維持しやすく、肥満や糖尿病のリスクを軽減します。また、筋力があることで転倒や骨折のリスクも低下し、独立した生活を維持しやすくなります。

◉ 脂肪量
 【観点】体脂肪率

  • 体脂肪率:20代男性で6-9%、女性で12-17%が一般的にトップ1%に相当します。
  • 同上。BMIも参照できますが、筋肉量に影響されにくいDEXAスキャンが最も正確な測定法です。
  • 心血管疾患やメタボリックシンドロームのリスクを減らします。脂肪が少ないことで、血糖値や血圧のコントロールが向上し、体全体の炎症レベルが低く保たれるため、慢性疾患の予防にもつながります。
    また、健康的な脂肪量は体重管理にも役立ち、関節や骨にかかる負担が軽減されます。

◉ 炎症レベル
 【観点】C反応性タンパク質(CRP)、IL-6(インターロイキン6)、TNF-α

  • C反応性タンパク質(CRP):慢性炎症の指標として一般的で、上位1%に入るためにはCRPが0.5 mg/L未満であることが理想です。
    IL-6(インターロイキン6)やTNF-α(腫瘍壊死因子アルファ)などの炎症性サイトカインも参照され、これらのレベルが低いほど炎症が抑えられています。
  • CRP(C反応性タンパク質)検査:血液検査で測定し、一般的な費用は1,000~2,000円程度
    IL-6やTNF-αなどの炎症性サイトカイン:専門的な検査で検査内容によって異なり、5,000~15,000円ほど
  • 老化の進行を遅らせる効果があり、心血管疾患、糖尿病、がん、自己免疫疾患のリスクを減らします。慢性炎症はほとんどの疾患と関連しているため、炎症レベルが低いことは、長期的な健康寿命の延伸に寄与します。
    また、炎症が少ないことで、細胞のダメージが抑えられ、体の回復力や免疫機能が高まります。

◉ 心血管
 【観点】最大酸素摂取量、安静時心拍数

  • 最大酸素摂取量(VO₂ max):これは心肺機能の指標で、上位1%は、20代男性で60 mL/kg/min以上、女性で50 mL/kg/min以上の数値が目安です。
    安静時心拍数は、一般的に50 bpm未満、またはアスリート並みの40 bpm台が上位1%に相当する低さです。
  • VO₂ max測定:運動負荷試験(エルゴメーターなど使用)により測定し、費用は10,000~20,000円程度
    安静時心拍数測定:専用機器や医師による評価が必要な場合、診療の一環で1,000~5,000円ほど
  • 血圧や心拍数を安定させ、動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中のリスクを低減します。また、心肺機能が高いと、酸素や栄養素が効率よく全身に供給され、日常の活動や運動時に疲労を感じにくくなります。

◉ 骨密度

  • 骨密度(BMD):DXAスキャンにより測定し、20代の平均的な健康成人の基準に対して、Tスコア +2.5以上
    また、骨の強度を示すために骨密度スコアが1.2 g/cm²以上
  • 骨密度測定(DXA):8,000~15,000円程度
  • 骨折のリスクを大幅に軽減し、特に老年期の骨粗鬆症の予防に役立ちます。加齢に伴う骨折(特に大腿骨や脊椎)が防げられます。
    また、骨密度が高いと、骨の代謝も安定しやすく、身体全体のカルシウムバランスの維持にも役立ちます。

◉ 睡眠
 【観点】徐波睡眠の割合、睡眠効率

  • 徐波睡眠(深い睡眠)の割合:全睡眠時間の20%以上が深い睡眠に該当すると高水準です。
    睡眠効率:ベッドに入っている時間のうち、実際に眠っている時間の割合が90%以上であるとトップクラスの睡眠効率とされます。加えて、総睡眠時間が7-8時間であることも重要です。
  • 睡眠ポリグラフ検査:徐波睡眠や睡眠効率を評価するため、睡眠外来などで行われる検査で費用はおおよそ20,000~40,000円
  • 質の良い睡眠は、脳の機能や免疫機能の向上、ホルモンバランスの安定化に寄与します。十分な深い睡眠を確保することで、記憶力や集中力が改善し、メンタルヘルスの維持にも効果的です。睡眠の質が良いと、体が効率よく修復され、ストレス耐性も上がり、慢性疾患の予防に繋がります。

◉ 総合的な臨床指標
 【観点】血圧、空腹時血糖、LDLコレステロール、肝機能

  • 血圧:理想的な血圧は110/70 mmHg以下
    空腹時血糖値:70-85 mg/dL
    LDLコレステロール:70 mg/dL未満
    肝機能(ALT、AST):25 IU/L未満
  • 一般的な健康診断(血圧、空腹時血糖、LDLコレステロール、肝機能検査)の健康診断費用として5,000~15,000円ほど
  • 様々な慢性疾患のリスクが低くなります。心血管系や代謝系が安定し、特に糖尿病、非アルコール性脂肪肝、慢性腎臓病の予防効果が高まります。
Don`t copy text!