医療ニュースを雑記としてメモ。
◉ 注射剤投与後のアナフィラキシーによる死亡事例が多発している
注射剤投与後にアナフィラキシーが生じ、患者が死亡に至る事例が後を絶たない—。
https://gemmed.ghc-j.com/?p=65895
【問題点①】 注射剤投与後に急速に進行するアナフィラキシーと死亡事例の多発
・多くのケースで、初期症状として「咳嗽」「くしゃみ」「苦しい」「瘙痒感」「紅潮・発赤」「嘔気」「気分不快」「違和感」などが現れるものの、皮膚症状が出ない場合も約7割存在。
・症状の進行が非常に速く、投与直後から10分以内に症状が現れ、1時間前後で心停止に至る事例が報告されている。
【問題点②】 初期症状の見落としや対応の遅れによる致命的な結果
・初期症状を軽視してしまい、適切な緊急対応が遅れることで、ショック状態に移行し死亡に至るケースが散見される。
これらの問題に対する解消方法は以下のようです。
【解消方法①】 初期症状の迅速な認識と即時対応の徹底
・投与後、初期症状(咳嗽、くしゃみ、苦しい、瘙痒感、紅潮・発赤、嘔気、気分不快、違和感)が出現した時点で、皮膚症状の有無にかかわらずアナフィラキシーを疑う。
・速やかに「緊急コール」を行い、直ちに大腿前外側部へのアドレナリン筋肉内注射(成人の場合0.3~0.5mg)を実施。症状が改善しない場合は、繰り返し投与する。
【解消方法②】 医療機関における緊急対応プロトコールの策定と周知・訓練の実施
・造影剤、抗菌薬、抗悪性腫瘍剤など、注射剤を使用する現場において、アドレナリンの常備や薬剤アレルギー情報の把握・共有、投与開始後の5分間の観察を含む緊急対応マニュアルを整備する。
・定期的な訓練やシミュレーションを実施し、スタッフ全体で迅速かつ的確な対応が取れるようにする。
◉ 保健福祉MaaS車両
https://www.sanyonews.jp/article/1700469
上記の記事では、保健福祉MaaS車両にオンライン診療システムを導入したことが書かれていますが、ここでは「保健福祉MaaS車両」について書こうと思います。
「保健福祉MaaS車両」は、動く病院のような救急車のような、臨機応変に対応できる利便性を兼ね備えている考えています。
ただ、これを見かけたことがありません。この車両には導入ハードルがあるようです。
1. コスト面のハードル
- 初期投資が高額:MaaS車両本体+医療ICT機器(メディキャプチャ等)+通信インフラなどを揃えると、数百万円~数千万円規模の導入コストがかかる。
- 維持管理コスト:定期的な保守・メンテナンス、運転スタッフや医療職員の人件費も継続的に発生。
- 保険適用の壁:オンライン診療で得られる報酬やコスト回収の制度整備が遅れている場合、採算が合いにくいことも。
2. 医療職の確保と人材面のハードル
- 医師・看護師のリソース不足:過疎地こそ人材が足りないため、遠隔診療を担う医師をどう確保・スケジュール管理するかが課題。
- 運転・付き添いスタッフの確保:医療職に加えて、車両運行や患者対応を行う地域人材やドライバーの確保も必要。
3. 制度・規制のハードル
- オンライン診療のルールが複雑:特に初診患者への対応や、診療報酬のルールが厳格で、医師の判断・同意が必要なケースが多い。
- 自治体・医師会との調整:地域医療計画に絡むため、既存の医療機関や地域医師会との協議が不可欠。合意形成に時間がかかることも。
4. インフラ(特に通信)のハードル
- ネット環境が未整備な地域:中山間部や離島ではモバイル通信が不安定で、オンライン診療の実用性に限界が出ることがある。
- 衛星通信導入もコスト・技術が必要:Starlink等を導入すれば安定するが、専用機器や月額費用が新たなハードルとなる。
5. 地域住民側のITリテラシー・信頼性のハードル
- 高齢者にとって操作が難しい:端末の操作やビデオ通話への不安があり、導入当初は説明や支援が不可欠。
- 医師に直接会わないことへの不安:オンライン診療に対して、「ちゃんと診てもらえたか不安」という声も。
6. 医療連携・データ統合のハードル
- 電子カルテとの連携が施設ごとにバラバラ:HL7 FHIR対応とはいえ、現場で使われている電子カルテとの連携には追加開発が必要な場合もある。
- 情報セキュリティ対応:患者情報の扱いに関して、通信やクラウドのセキュリティ要件を満たす必要あり。
◉ 斬新なOCRの使い方
リンク先に飛ぶと、OCRシステムの使い方が写真で掲載されていますが、使い方が斬新だと感じました。まさか、人工呼吸器モニターのデータを読み取るのか。