親から言われた『アトピーに産んで・・・

わたしのアトピーは、生まれてからすぐに発症しています.そのため、今では30年以上も寄り添った症状といえます.

30歳を超えたいつかのタイミングで、一度母親に聞かれたことがあります.

『アトピーに産んで嫌だった?』

その時は即答で

「いや、アトピーがあったからいろいろな出会いとか目的ができたから良かったかな」

このとき即答したのは、本当にそう思っていたからで、今でもそう思っています.

この質問自体は、アトピーなど症状を持たない身体で産みたかった、という裏返しでしょう.

親の心配は計り知れなかったのかもしれません.なぜなら、親自身がアトピーでないからです.

ただ、わたし自身はもうぜんぜん気にしていません.

やりがいや文脈

まず、アトピーに出会っていなければ、今のやりがいや文脈は生まれてなかったでしょう.(先ほどの”出会い”と”目的”のこと)

やりがいや文脈とは大きく3点あります.

  • [高校時代まで] 医者を目指していた
  • [社会人] アトピーを主とするNPO法人に所属していること
  • [社会人] 医療系システム開発の仕事をやろうとしていること

健康面を気にする

圧倒的に、身体に気をつけることが増えました.特に健康面です.

近年、健康に関する本がよく出版されるようになったこともありますが、気になった本は読むようにしています.

また、登山や旅行など運動する趣味も増えたこともあり、健康面を気にすることが多いです.具体的には、基本的には風邪を引かないこと、運動しても疲れない身体をつくる、ということを意識しています.

アトピーで身体に着目しなければ、ここまで健康面を意識することはなかったといえるでしょう.

肩書や名刺代わり

日本人はアトピーの人、アトピーだった人が多いです.

わたしがアトピーであることを自白すると、けっこうな割合で「幼少期アトピーだった」などと告白してくれる人がいます.

アトピーは本人でなければなかなか言い出しづらい症状だと思いますが、思い切って言ってみると、自分しか知らない情報を出してくれるので驚きつつ色々知れて良かったりします.

アトピーより難しい症状は多い

今はさまざまな媒体が登場し、いろいろな発信方法があります.

そのうち、YouTube動画でよく見る動画に『CBCテレビ 定期配信型ドキュメンタリー「ピエロと呼ばれた息子」』があります.彼は道化師様魚鱗癬という難病についてのドキュメンタリーですが、この症状は彼から知りました.そして、こんな難病があることも初めて知ります.

アトピーと似ている症状ではあるものの、圧倒的に難しい症状であることがわかります.この動画を観て以降、アトピーのように治す方法がいろいろ増えつつあり、わたし自身直っている期間が長くなっているため、うだうだ言える立場じゃないなと感じています.

いつか彼に会ってみたいな、と日々感じています.

時間がない!賀久くんのモーニングルーティン!魚鱗癬は朝が大変です…CBCテレビ 定期配信型ドキュメンタリー「ピエロと呼ばれた息子」第49話 CBCドキュメンタリー by CBCドキュメンタリー

さいごに

狩野英孝も言ってましたが、アトピーじゃない身体を知らないからってのはある.

出典:第479回 有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER

この前もアレルギー数値測って、一般の人たちが100前後ぐらい.僕6万いくつあって.
大変は大変なんですけど、ただひとつ言えるのが、その正常な体調知らないんで.これが当たり前な生活になってるんで.そこまでみんなが心配されるほどなんだろう.

まぁ辛いことは多いけどね.

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